私も一言⑬

サッカースタジアム建設予定地内を流れる水について。
 私たちは20年程前から野生植物に特に興味を持つようになり、観察会に参加したり、植物の写真を撮ることに生きがいを感じている夫婦です。
 昨年10月、鈴鹿青少年の森にサッカースタジアム建設計画があることを知り驚きました。そこは私たち夫婦が散歩や植物、野鳥等の観察に長年通っている公園でした。市民の憩いの場として、たくさんの人々に愛されている公園です。
 その森の木を大量に伐採し、丘陵を破壊してスタジアムを造るといういうとんでもない計画を、一体だれが考えたのか、谷地形のこの丘陵のことを調べたのか、農業用ため池である道伯池に影響はないのか、道伯池の下流域の農業に影響はないのか等、県や市、サッカーチームの運営会社からきちんとした回答はあるんでしょうか。
 J3規格のスタジアムを造るのに、更地でも16~18億かかるはず。丘陵を造成すればその分、費用が膨らみます。建設資金8億は銀行融資で、照明設備は後付けですか?本気でJ3規格のスタジアムを望むのなら、既存の施設の改修を考えた方が安上がりだと思いますが、のらりくらりと引き伸ばしているのには何か裏があるんじゃないかと勘繰られても仕方がないと思います。
 今年8月から、Twitter でつぶやいています。いろいろ調べている内に、これは問題にならないのかと思えることに気がつきました。
 50年程前の地図、スタジアム計画初期の平面図等をよく見ると、農業用ため池である道伯池に流れ込む水の流れは2つあります(公園マップでは分かりません)。1つは希望の池、友情の池からの流れ。もう1つはサッカースタジアム建設予定地内からの流れ。
 住吉配水池の左側に僅かに残された(不自然な形をした)森にある谷は、サッカースタジアム建設予定地内の谷に繋がっていて、サーキット道路の下を土管(コンクリート製?)が通っていることを確認しました。
 県や市が調べれば分かることだと思いますが、知っていて隠そうとしているのか、どちらにしてもこのスタジアム計画はずさんでいい加減なものだと思います。工事用フェンスをはやく撤去して欲しいですね。(森の妖精)

 

私も一言⑫

50年引き継がれてきたたくさんの命たちは皆の宝物。
 私は鈴鹿市在住の60代の主婦です。青少年の森公園に自閉症の障がいを持つ息子と、よく歩きにきています。
 市街地近くにありながら、どっしりと大きな緑を育んでくれている。この様な公園は他になかなかありません。ここ2、3年 コロナ禍で出かけられる場所も少ない中、公園には私たち以外にもたくさんの方が来てみえます。
 さて、どうして、この場所に?だったのでしょう?スタジアムの建設地にと選ばれたのは。

「樹がたくさん生い茂っている。手入れしにくい。」・・・つまり管理する側が「要らない場所」と判断したから・・・。
「(人間から見て)在る意味がないと思われる場所。」「合理的でないもの」「めんどくさいところ」・・・・経済や効率を優先して、どんどん自然を壊していってしまっている今の時代。だからこそ、ちゃんと、大事なものを見極めて踏みとどまっていただきたいと思います。
 ここにある50年引き継がれて来たたくさんの命たち。皆の宝物だと思います。それを心ない人たちの手でなくしてしまうのはもったいないと思われませんか?
 どうか森を壊さないでください。樹を切らないでください。鳥たちの声を消してしまわないでください
 皆で、この先も、森を育てていきましょう。10年、20年、と長い目でみたら、きっとその時、森を残してよかったと思います。きっと。(E・F)

私も一言⑪

私の心の叫び。これを書きながらも涙でてきます。
 例えば一軒の家が建ち、しばらくしてそのまわりに少しでもグリーンが植えられると、何かほっとするような気がするのは私だけでしょうか?
 ポイントゲッターズは応援しています。スタジアムの建設も反対しているわけではありません。ただ森の木を、50年かけて育った立派な樹木を、きらないでほしいのです。他の場所にしてほしいのです。身を切られる思いです。
 それが一部だと解っていてもたとえ一本でも健康な木を切らないでください。チェーンソーの音がして次々と倒されていく様子を想像するだけでたまりません。
 青少年の森が好きです。精神的、肉体的にどれだけ助けられたことでしょう。その場所が一部であれコンクリートで固められるなんて・・・決してしてほしくないのです。
 立派な言葉は知りませんが、私の心の叫びです。これを書きながらも下記ながらも涙が伝っています。(毎週活動しているランニングクラブ会員・E)

私も一言⑩

記者会見は大賑わい
 5月9日の記者会見は7社が参加し、1時間にわたって熱心に質問が続きました。問題となったのはこの日情報公開で入手した「平成4年2月22日 県・市の会議録」です。平成3年6月に鈴鹿市はアンリミテッドらとスタジアム建設の協定を結んでいますが、そこには「鈴鹿市が三重県から設置許可を受け、アンリミテッドらが設置及び管理を行う」と書かれています。市長はこれをもとに「鈴鹿市は設置・管理に関わっていません」「一切お金は出しません」と言ってきました。ところが2月22日の会議では県の法務文書課が同席し、「協定書の修正が必要」と意見を述べているのです。
 県の土地を無償で提供することに公益性があるのかと裁判が提訴されていることが背景にあるものと思われます(宇都宮地裁では同様のケースが違法とされた)。
 4月14日の記者会見で市長が突然「施設の公益性を高めるために、秋頃をめどに市の施設と同様の扱いができる条例化や指定管理などの手法を検討している」と言ったのには訳があったのです。しかし市はそのような条例の準備はしていません(9月議会に出す?)。
 そんな中で青少年の森に「事業主体 鈴鹿市」と書かれた看板が立ちました(5月3日発見)。5月6日にこれはどういうことかと問い合わせたら、「鈴鹿市が県から委託されているから責任を持っていきたいということだ」と市の担当者(スポーツ課)は答えました。しかしその翌日にはその文言は看板から消されていました。一体どうなっているんだという疑問、私たちと同様記者さんも大いに関心を持ったようでした。
 この日は野鳥の会有志が市長への要望書を出し、森を愛する会は4月分の署名を提出しました。八百長問題をめぐってポイントゲッターズへのきびしい処分が予想される中、混乱を極めるスタジアム問題。「建設は無理でしょ」と言い切った記者さんの言葉が印象的でした。(吉田)

私も一言⑨

野鳥の会三重有志が市長に要望書を提出しました。


鈴鹿市長末松則子様
「鈴鹿青少年の森公園」破壊政策の中止を求めます

 

 新緑の映える心癒される良い季節となってまいりましたが、市長様はいかがお過ごしでしょうか。
私たちは、例年と違い新緑映える季節を迎えても心癒されぬ日々を過ごす心痛める季節となっております。それは青少年の森公園の自然が壊され、自然が失われそこに生息する多くの生き物の命が奪われることです。この公園は歴史ある豊かな自然の中で老若男女の多くの人々が心身の健康と心の癒しの場としてきた貴重な公園です。
 この公園の自然が失われると多くの貴重な自然と生息する生命が失われることをご存知でしょうか?
 私たち野鳥の会会員は、この森の公園で探鳥会の案内人として「自然に親しみ、自然を知る」を活動目標として多くの自然を愛する人たちと共にフィールドマナーを守りながら野鳥と自然環境ついて共に学び楽しんでいます。
私たちは、この探鳥会を自然体験学習(生涯学習)とも呼んでいます。
 また、市環境政策課が主催する「野鳥観察会」では、野鳥調査員及び探鳥会案内人として参加しその観察データは環境調査資料などに利用されていると聴いています。
 今まで機会あるごとに話してきましたが、自然豊かな森には多様性に富んだ生態系があり野鳥も51種類が観察されています。野鳥たちには、春から夏にかけて繁殖期に当たり求愛、産卵、誕生、子育ての非常に重要な季節に入っています。
ゴールデンウイーク期間中の散策観察では鳴き声探鳥も含めて工事予定区域内でウグイス、キビタキ、メジロ、シジュウカラなど15種類ほどの野鳥を確認しています。これらの野鳥の巣作りは主にネザサが密集しているところに多くあります。
 野鳥にも生存していくためのルールがあり100~150m位の縄張りを持っています。工事の騒音と人が近づく気配だけで、危険を感じ巣作り子育てを放棄します。保護と称して採取移動又は誤って卵を損傷すると鳥獣保護法第8条で罰せられます。生態系の保護も含めて工事の中止を求めます。
 鳥獣保護法は、次のように制定しています。
「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」(一般的には「鳥獣保護法」と呼ばれている。)第8条鳥獣及び鳥類の卵は、捕獲等又は採取(採取又は損傷をいう。)をしてはならない。
 繁殖期の子育て中の野鳥を追払う行為も法に触れると私たちは思っています。


 以上、述べました通りこの公園の破壊は百害あって一利無き政策であります。
 サッカー競技のために何故このような大きな犠牲を払わなければならないのでしょうか?サッカー場はスポーツの森という立派な施設があるではありませんか?
 この政策は民意を無視した政策であり、行政は説明責任を果たしておらず合法と言えない計画です。
 従って、本年2月、この計画を許可した県に違法計画取り消しの訴訟を行い自然保全の申し立てを行っています。この裁定が下るまではこの計画は合法と言えないのであります。従って、市長様は自然破壊の計画を一時中止して計画は白紙撤回をしてください。
 私たち女性は、貴方が女性として初めての鈴鹿市長になられた時には誇りに思い公正明大な市政が行われることを期待しているのです。期待を裏切らないでくださいお願い申し上げます。
 なお、本件につきましての面談をお願いしますので5月12日(木)までに書面でご返事をお願いします。以上

私も一言⑧

森で遊ぼう!子どもの日 大道芸と紙芝居
ジャグリングに歓声
 5月5日、鈴鹿青少年の森で「大道芸と紙芝居」イベントが行われました。子どもの日の一日を親子で楽しみ、青少年の森のすばらしさを感じてもらおうと「青少年の森を愛する会」が企画したもので90名の親子が参加しました。。三重大学ジャグリングサークル「ジャグリアーノ!」が特別出演し、紙芝居は野鳥の会の市川さんが担当しました。
紙芝居でお勉強
 野鳥の紙芝居、勉強になりました。この森には51種類の野鳥がいるそうです。カワセミの餌は魚だけど、それ以外の鳥は虫を食べます。シジュウカラは1羽で年間12万匹も食べるそう。害虫駆除になって、木を守り森を守っています。スタジアム建設で木を切ってしまったら生態系が変わり鳥も居なくなってしまう、残った木も守られなくなり虫食いでえらい事になってしまうとお話してくれました
カワセミ
 プロポーズは、魚をプレゼントをするんですって。咥えてきた魚をメスにあーんして食べさせて、食べてくれたらプロポーズOKらしい。頭からなら食べやすいけど、しっぽからプレゼントすると背びれが喉に詰まるから嫌がられフラれる事多いらしい。気遣えるタイプがモテるらしい。
モズ
 他の鳥や音の真似をするらしく、環境によって鳴き声が違う。長く鳴く、いろんな鳴き方をする(だったと思う)モズはモテるらしい。
ウグイス
 お馴染みのウグイス『ホーホケキョ』と鳴きますが、時々『ホーホケキョケキョケキョケキョ…』とケキョ連発は『カラスや人間が近づくに居るよ!気をつけて!』って仲間に知らせているらしい‼
ヒヨドリ
 伊良湖岬から鳥羽、北海道から津軽海峡など、群れで最短距離の低空飛行で渡るらしいです。どうやって最短距離が分かるのか謎だそう✨
大きな鳥に狙われないように急降下する飛び方で心電図の様に波打って飛ぶそうです。
もっといっぱいありましたが、どれもへぇ〜✨と勉強になる話ばかりでした。
 紙芝居のあとで、「スタジアム建設反対署名をしたい」って書きに来てくれる人いて感動しました。(高橋)

私も一言⑦

4月17日「森の報告集会&観察会」に参加しました。 
 フラワーパークで市制80周年の記念式典があったようです(4月16日)。園芸種が主のフラワーパークがあるのならその対の存在として青少年の森が今のままであってほしいです。森やサッカーの情報に触れるたびに不安な気持ちになりがちですが、今日は市議会議員の方々をはじめ、各分野にお詳しい方の話があり、安心しました。
 観察会では資料を手元に木の名前を教わりました。葉の形がグー・チョキ・パーと3つの形に分かれる木のことは、皆さんご存じでしたか?また食べられる実のなる木が何種もあるのもわかりました。湿原に群生する植物は可憐で、四季折々の花を咲かせてくれます。問題の5ヘクタールは知れば知るほどに価値あるものだと思います。森を壊してこれ以上の何が得られるというのでしょう。
 公園には外国の方もよく来ています。17日もですが、語学が苦手な私はアイコンタクトでにっこり会話しました。女の子が木の葉を拾っているようでした。何度でも言いたい、公園はみんなのもの、「未利用地」なんてどこにもない、勝手に私物を建てることは出来ない。許可は県民と市民の全員から得てもらいましょう。(H・N)

私も一言⑥

小4と年長児の思い、市長さんに届け!!!


●市内の小4の女の子が、青少年の森を守りたいとチラシを描きました。
たくさんの人に知ってほしいから、街頭でチラシの配布をしたいと言っているそうです。(画像)


●いつも青少年の森で虫の採取をしている年長児の男の子は、工事の立て看板がたくさん立っているのを見て、大泣きしたそうです。
・・・青少年の森には、ウグイスやキツツキもおるし、タガメとか絶滅危惧種の虫もおるし、タイコウチがおりそうなところもある。
・・・クマザサには、ハラビロカマキリやオオカマリキの卵がたくさんあった。今は冬だからみんな冬眠しているけど、春になったら、たくさんの虫たちが出てくるんやで。青少年の森の木が切られたら悲しい。サッカー場になったら絶対あかん!

私も一言⑤

初めまして、青少年の森を愛する会の皆さまへ
 1月下旬、鈴鹿市駅前のお店のシャッターに貼られた大型ポスターで、青少年の森の敷地内にサッカースタジアムが建設されることを今更ながら知りました。
 声を上げて下さって、活動して下さって、ありがとうございます。
 日中はもちろん、朝夕ランニングや散歩、小さいお子さんを連れてのお母さんやご家族、又ご夫婦で、心穏やかな時間を過ごすために、健康のために、散歩が好き、走るのが好き、そんな様子の方とたくさん擦れ違います。私も術後のリハビリに、シンボル広場に一番近い駐車場に止め、この公園に通いました。
 当時、初めは平坦な道をゆっくりフェンス越しに歩き、少しずつ道順を変え、最後は駐車場近くの緩やかなようで、実に心臓破りな坂を歩きました。アップダウンの激しいこの公園は、本当にいいリハビリになったのです。心肺を鍛えるのには持って来いの坂でした。時にしんどくて挫けそうになった時にも、枯れているのかと思うような樹々の芽吹きや紅葉に、花々に励まさたものです。
 他の公園では余り見ないこの傾斜に富んだ園路は、元々の山の起伏も活かしたものと聞きました。平坦にした方が作業はうんと楽だったはずなのに、この起伏を残したところにこそ、この造園に携わった先人たちの“利用する人が楽しめる公園を造ろう”という心意気のような、知恵のようなものを感じずにはいられないのです。
 今なお様々な人のニーズに応え得る変化に富んだ、様々な魅力を持つ本当に貴重な公園。その一番面白く、様々な傾斜の楽しめるエリアが全て、建設予定地となっていました。
 他の場所では、なんであかんのやろう。なんで、あの場所?
 前知事の鈴木さんや鈴鹿市長の末松さん、吉田社長さんはこの公園を歩いたことがあるでしょうか。たった一日でもいいので、どんな方々が、どんな使い方をされているのか観察していただけば、『未利用地』などの認識には至らなかったのではと思います。
 平日の日中でも入れ替わり立ち替わり来園する利用者があって、すでに大切な憩いの場となっているこの稀有な立地の公園に、敢えて建設する意味が、今からでも知りたい。
 本当に久しぶりに毎日行っています。歩けば歩くほどに、諦めようにも諦め切れないのです。何かせずにはいられず、書かせていただきました。最後まで読んで下さって、ありがとうございます。 (50代自営業)

私も一言④

中日新聞に投書したけど・・・載るかなあ?

 知事、市長、運営会社が秘密裏に話を進め、全て決まってから発表したことを多くの市民が怒っています。
 アンリミテッドが県に申請してから、わずか一週間で認定しているが県議会で議論があったのか、鈴鹿市では市議会に上げずに市長の判断だけだったと聞いています。
 公共の財産を個人の判断だけで一企業に提供できるなら、民主主義が失われたと言わざるを得ません。
 電力会社やJRが広告主のため、原子力発電やリニア新幹線の批判ができないのは仕方ないかもしれませんが、中日新聞は原発再稼働やリニア新幹線の必要性を見直すことを社説で述べていました。
 政府や行政の暴走を止めるのもメディアの大きな責任です。今回の件についても、県が認定に至った経緯や真実を明らかにして公正な報道に期待しています。

私も一言③

市民の不安と疑念を解消してください
<前置き>
1、鈴鹿市の中心部の神戸・平田・白子のド真ん中にある。18万市民の憩いの場、くつろぎの場、交流の場の広大な自然の森公園の青少年の森は鈴鹿18万市民の宝と思っています。
2、青少年の森は貴重な動植物を有し、興味を持って観察される多くの児童、大人、また学術的に追及される方々の自然観察の場として市のド真ん中にある青少年の森は市民の鈴鹿の宝と信じています。
3、10%近く貸し出すとのことですが、池の面積が50%近くありますので、森を壊す面積は実際は20%近くになると思っています。広大な面積の破壊です。
4、市の発展のために貸し出す市の行為は、市の発展に本当に寄与するのか、本当か、誠か?業者の甘言なのか?心から心配しています。
5、計画が本当か?業者の甘言なのか、真実を市民は知らないと不安です。
 依って、市長、市側、市議会のみなさんに市民の不安を解消してほしいと願っています。
<本論 市民の不安・疑念>
不安・疑念①
 伊勢新聞12月1日付によると、ア社はJ1、J2リーグ目指すという記事がありました。実際は中日新聞1月27日付の記事からするとJ1は元より、J2に入れない。競技場の収容人数からJ3止まりです。J3止まりということはJ2、J1の公式戦の開催資格はありません。市の発展という名目でJ3止まりを知りながら森の20%(池除く)貸し出しを了解したのか?J2、J1へ入れないということを説明受けながら、貸し出すことを了解したのか?ア社の甘言に引っかかったのか?もし甘言に乗ったのならア社の会社に重大な疑念が生まれる。市長はこの疑念に説明する責務があります。市民に納得させないままの工事開始は新しい疑念が市長に対し生じる。市民が納得するまで工事しないことを市民に報告して、ア社に対して市民の不安を解消させてください。
不安・疑念②
 Jリーグ加盟にア社とJリーグとの交渉経過はどの程度見通しがあるのか、市民は不安に思っている。ア社より交渉経過の報告は受けているのか?受けていないのか?見通しを市民に報告するまで工事中止指示して市民を安心させて欲しい。万が一、J3に入れないならJ1、J2は元よりJ3の公式戦開催できない二つの競技場を持つ不幸なことになる(県のサッカー場)。
不安・疑念③
 ア社の建設資金8億円の見通しの検証は済んでいるのですか。見通し無しで森の部分20%貸し出す了解したのですか?市民はア社の建設資金の見通しに不安に思っています。市の大丈夫という検証があるまで工事中止して市民を安心させてください。市に検証部門がないのなら銀行などは得意と思います。民間の機関を依頼して検証してください。
不安・疑念④
 J3加盟までの期間、公式戦開催できないのですから、収入はゼロです。資金計画は大丈夫ですか?大丈夫という説明、検証の結果の判断ですか?加盟までの資金計画の正当性を市民に報告して、市民の不安を解消してください。それまで工事中止して、市民を安心させて下さい。
不安・疑念⑤
 J3加盟後のア社の資金計画、運営計画の見通しは市長、市側に納得できる計画だったのですか?
●J1、J2、J3加盟チームの多くの赤字企業あると報道されています。
●J3加盟チームの年間公式戦は20試合未満で、1試合平均1500~2000人観客収入では、赤字解消されません。
●赤字脱却の方策の説明受けて納得したのですか?市民は不安に思っています。説明を受けた赤字脱却の方策を市民に報告して市民を安心させてください。市民納得まで工事中止指示してください。
不安・疑念⑥
 J2、J1加盟できないJ3リーグのみの運用で万が一経営が行き詰った時を想定して、市が資金援助する、しないの明確な契約はあるのですか?ないのですか?このことを明確に説明して市民の不安を解消してください。不安解消まで工事中止してください。
市民の不安・疑念⑦
 万が一経営が行き詰りや、経営放棄時の取り決め契約 有り?無し? 市民以報告して市民を安心させてください。不安解消まで工事中止指示して市民を安心させて下さい。
市民の不安・疑念⑧
 18万市民のトップにある市長がア社の計画が甘言でなく市の発展に期待できる計画と信じ、検討されたと思う問いです。18万市民の代表の賢明な市長であることを市民に示して市民の不安を解消してください。不安の解消無きときは市長に新たな別の角度から大きな疑念が生じる事態も予測されます。議員のみなさんも18万市民の不安と疑念に応える行動されると信じています。
※市会議員のみなさんはどう思いますか?
同意するなら市民の代表として行動してください。

私も一言②

■鈴鹿青少年の森を愛する会の方へ
 初めまして、私は鈴鹿市に住む高校生です。少し長いですが読んでいただけると幸いです。
 私は去年、青少年の森へ行った際に今回の件を知りました。勿論反対派の署名もさせて頂きました。
 しかし、昨日公開された記事には意見が通らなかったということが書いてあり、とてもショックを受け一晩涙が止まりませんでした。
 幼稚園の時から遊びに行っており、家の近くの公園といえば青少年の森でした。本当に残念です。
 しかし、私はまだ諦めきれません。私はこの敷地内に多くの動物がいることも知っています。
 私は学校で地球温暖化について勉強したので、森・緑の大切さも知っています。
私は小さな頃からの思い出があることも覚えています。私はこの森を少したりとも失いたくありません。
 私も1人の反対派の鈴鹿市民として何かこの団体のお手伝いがしたいです(学生なのでできることはあまり無いかもしれませんが)。
私もこの件について意見が沢山あります。良ければご連絡頂けませんか。

(JK1)2022-1-26


12月12日の報告集会感想文

●私も月2回ほど利用し、WKしています。知り合いに話したところ署名60筆集まりました。ほとんどの人が「知らなかった」と言い、「末松(市長)はおかしい、勝手している」と言います。NHKテレビで富山のサッカーチームのことを報道していました。J3→J2に上がったときはサポーター増えたが、今はJ3でグンと減ってしまい、運営に困っているとの報道、これが現実です。三重交通スポーツの杜のサッカー場を活用すれば十分。「あるものを使い、自然をつぶすな」をキャッチフレーズに言いたい。(新たに作る費用で現状のサッカー場を改造すれば一番良いと提案してゆく。)もっと多くの人に皆が署名を進め、市人口の2割以上の署名を取り、圧力をかける。 (Sさん)
●他府県に嫁いだ人や友達をつれていく自慢の森で、皆によろこんでもらいます。それと大規模施設ということで御薗の鈴鹿スポーツガーデンもあわせてびっくりしてもらっています。その2つがあれば十分ではないでしょうか。もっと他に作って下さい!(Iさん)
●市が単独で行動できるのは不思議です。市議会は何の為にあるのか。市長は自然環境の概念は有るのか、勉強が足りません。  (西条 Hさん)
●サッカーの練習場が作られるという話かと思ってお話を聞きに来ましたが、大規模な集客を見込んだ営利目的であるサッカースタジアムの建設だと解り、驚きました。必要ない構想だと思います。計画の中止を望みます。 (木田町 Iさん)
●9月の新聞発表で森の件を初めて知りました。市長が「もう決まったことだから」と言われたことに、どうしようもない憤りを感じます。我々のできることがあればどうぞ提案してください。どう考えてもおかしいので頑張りましょう。(住吉 Mさん)
●スタジアムができると、青少年の森の来場者向けの飲食店なんかも、なし崩し的に作られるだろう。ということは、森事態の汚染がすすんでいくことにもなりそう。事業が成り立たない場合、原状復帰はされないと考える。その時に末松市長は退任済み、スタジアムは石垣池グランドと同じような市営とするために市は借金するかもしれない。参加者の発言の通り、今回の件の不条理をいかに伝えるかと思う。

●Jリーグの激しい戦いぶりを目にするにつけてJFLレベルのチームが県下に3つあることが不思議である。本気でJ3→J2昇格を目指すには、力を集中すべく1チームに集約すべきである。民主主義を壊して「サッカー」は成立できない。
●(今日の集会は)有意義でした!署名集め、もっとやろうと思いました。「麦わら」の仲間にも報告します。(運営)ご苦労さまです。いつも感謝してます。(住吉町 Tさん)
●青少年の森が造られた時からウォーキング、若いときは平日毎日歩き、このころは週3回、花の写真やバードウォッチングを楽しみに、我々のささやかな憩いの場を取り上げないでください。トンネルくぐる広い範囲で歩いています。市役所にTELします。
●青少年の森にサッカー場を作れば市民の中に意見の違いで波風が立つ。スポーツガーデンのサッカー場を使用することで十分運営できると思います。是非その方向で進めてほしいです。(Mさん)
●アンリミテッドの自己資金の状況や借入金の不明のまま市長が便宜を図る理由がわからない。「公共事業でないので公表の義務はない」という社長の発言は許せない。そんな会社に市民の大事な青少年の森をまかせるのはできない。サッカー場の建設に反対な訳ではない。市にサッカーチームあるのも賛成だ。しかしながら、どうして青少年の森にサッカー場を建設しなければならないのか、ほかにも候補地があり、自然を守ってほしい。市民の憩いの場、やすらぎの場として貴重な存在だ。市民に秘密裏に事を進めようとする強権的なやり方に憤りを感じる。青少年育成のためと市当局は口実をつけているが、年に数回しか開催されないサッカーの試合の為、森を切り崩すのは愚かなことだ。(小社町 Nさん)
●私が今いちばん頭にくることは、こんな立派な森を壊してしまって、後世の人に責任をとることが出来ると思っているのか(会社の経営陣および関わった市長、行政幹部たち)。もっと問題を重要に考えて、他所に計画を移すことを考えないのかと言いたい。
●参加者67名すごい!このパワーを署名活動にがんばろう。建設計画が断念されるその日まで!環境問題が大きくクローズアップされている今、それに逆行するような暴挙、市長は何を考えているのか!?単なる思いつき?市長の真意を知りたい。(東磯山 Nさん))
●道伯山は水源涵養源と言われ守られてきた。サッカー場作るなんてとんでもない。流域下流のものとして水災害が起きる元となる。許せない。今日の話聞いて、まさに鈴鹿で起きたモリカケ問題の構図そのものだ。これを皆さんに知らせることだ。(K・Tさん)
●今地球が危ないときに、とんでもない事柄です。絶対にやめてください。(M子)

●みなさんの熱い思い(森の木を切るな!)を聞かせていただいてうれしかったです。貴重な森をみんなで守りましょう。
●森の木を切るな!反対運動を皆さんと楽しく、最後まで闘います。(三日市Mさん)
●寝耳に水のサッカー場、ぜひ中止になります様に!!
●貴重な自然をこわすことはやめてほしい。元に戻すのはむりだと思います。
●森でスロージョギングを火曜日にしているものです。今日のお話を聞いて、私も大反対です。
●今日はこの会に参加できて本当に良かったと思います。モヤモヤとした胸がスッキリするようなご意見をお聞きすることが出来ました。しかし内容を知れば知るほど、こんなことは許されないと思います。今でも知らない鈴鹿市民の方が多いと思います。皆さんが知ったらどうなるかしらと。どんな順にどんなことを進めているのか知ることが出来、とても勉強になりました。ポイントゲッターズに三浦知良ことカズが入ったとしても彼は54才です。にわかにサッカーファンは少々増えると思いますが、1回ぐらいしか見に来ないだろうな。サッカーだけがスポーツではないので、一時的なことで多額の税金使われるのはかんべんしてほしい。
●参加して森を守る意味が少しわかりました。バードウォッチング興味あります。動物のことを考えて森を大事にしたいです。(野町東K子) 
●市民の身近にあるこの緑を子どもたちのために残したい。


私も一言

市長の熱い思いだけで突っ走っていいの?


 Jリーグからのヒアリング記録文書を、公文書公開請求で2件もらいました。昨年12月17日の担当者レベルのヒアリングと、今年2月2日の役員と市長レベルのヒアリングの2つです。
 実に考えさせられる文書です。Jリーグがいくつもの懸念を示しています。気になるところの要旨をいくつか紹介します。
:自然豊かな地域であり反対運動の懸念はないか。
 鈴鹿:自然豊かなところではあるが、素掘りの地形を生かした計画と聞いており、現在、苦情の声は入っていない。
:民設・民営のスタジアムになると受け取るが、J1までめざすには、国の補助金が全く引き出せない民設民営の施設はかなりハードルが高い。官民連携で将来構想を考えていかないと将来的に厳しい。
 鈴鹿:何らかの支援をしていくことになると思われる。将来的には行政とポイントゲッターズがウインウインの関係で進めていければと考えている。
:J3入会審査は4つの要件がありハードルは高い。1,試合成績、2,クラブの収入規模が1.5億円を超えている、3,クラブが債務超過になっていないこと、4,ホームゲームの平均入場者数が2,000人を超えていること。市長はポイントゲッターズをどのように見ているか。
 市長:サポーターも年々かなり増えてきている。若い選手がたくさんいるが、地域のそれぞれの企業で働いてお世話になっている。地域密着型のチームとして頑張ってきている。
:Jリーグに上がっていくと、収益をどのようにしていくのか、選手をどのように獲得していくか、成績に直結する世界に入っていく。スポンサー収入、広告収入が大きく占めていく。経済界の反応はどうか。
 市長:地元に密着している企業、商工会議所もいっしょに応援していただいており、同じ見解を持っていると思っている。
:入場者数のハードルについて、スタジアムへの集客について市としてどうサポートするか。
 市長:これまでも地元試合は広報・告知し協力している。入場者数2千人については結構高いハードルと思っているが、皆さんといしょになって応援して、チームがどんどん強くなっていけば、試合を観たいという方はたくさんいると思う。
 ・・・等々、読んでいて、J3へのハードルは高いが、市長の熱い思いだけで突き進んでいる、と感じました。
 順調に行くとも思えず、このまま突き進むと鈴鹿市が大きなリスクを背負わないのか?という不安はぬぐいきれません。一度立ち止まって、考え直すべきではないしょうか。
 鈴鹿ポイントゲッターズは今年がんばっていい成績を収めました。しかし、サポーター数、運営会とスポンサーの資金力、等々ハードルはまだまだ高いです。今回のスタジアム問題で、チーム名を初めて知ったという市民も多いと思います。
 入場者数、サポーター、サッカー人口を増やすために、いま必要なのは、小学生から社会人までのサッカーチームの公式試合ができるサッカー場の整備ではないでしょうか?官民連携でそういうことの議論の先に、J規格スタジアムがあると思います。
 また、この反対運動は公園利用者から沸き起こってきたことも考えるべきことです。僕も多く教えてもらいましたが40種以上の野鳥と300種以上の動植物が生息する森の木を簡単に切っていいのしょうか。
 Jリーグからのヒアリング記録文書は、このホームページの「資料室」にあります。ぜひ多くの方に読んでいただいて考えてほしと思います。(橋詰 圭一)


植物観察会に参加して

 1月28日に青少年の森で行われた植物の観察会に参加しました。青少年の森には、およそ300種以上の植物が生息しているそうです。クスノキやコナラ等、身近な植物をじっくり観察できたし、よく似た植物であるムクノキ、エノキ、ケヤキの違いをわかりやすく教えていただきました。一番心に残ったことは、以下の2つです。
①光合成を行う葉が食べられる事を防ぐため、野生の植物はほとんどが葉に毒を持っている。②葉を伐採された木は、光合成を盛んに行うため葉の表面積を増やす目的で葉を大きく成長させる。葉が伐採されない場合は小さい葉を多数付けているが、伐採後は少しでも早く光合成を効率よく行うために葉を大きく成長させるそうです。この2つは、植物の生き残り戦略です。
 では、人間の生き残り戦略は何でしょうか。地球温暖化は、産業革命以来人間が化石燃料を使い続けた結果引き起こした地球規模の人災です。
 気候変動への対処は、現在世界中が取り組むべき大きな課題になっています。それなのに目先の利益や不確実な情報に踊らされて、森の木が伐採されようとしています。
 人間だけでなく地球上のあらゆる生き物が、地球温暖化の影響を受けます。人間は自ら引き起こした状況を更に悪化させないために、二酸化炭素を吸収し酸素を供給する樹木をもっと大事にするべきです。人間は現状を正しく認識し、自らの生き残り戦略を真摯に考えるべきだと思いました。 (米川 弥寿代)


弁護士さんから的確なアドバイス


 12月6日(月)オンラインで環境法律家連盟(JELF)の弁護士さんと話をしました。参加したのは「青少年の森を愛する会」から佐倉さん、市川さん、橋詰さんら7名。弁護士さんは小島寛司弁護士(名古屋)、市川守弘弁護士(北海道)、中根佑介弁護士(岡崎)、幸田雅治弁護士(東京)の4名。

 さすがは専門家です。1時間ちょっとの話し合いでしたが問題を的確につかみ、貴重なアドバイスをいただきました。まとめると次の4点です。
1)農業者との連携
 「自然を守れ」だけでは、なかなか法律的に難しいが、スタジアムを造ることで水が枯れたり、逆に大雨であふれたりすれば、農業(稲作)に打撃を与える。下流の農業者と連携すれば裁判で争うことができる。
2)知事への要求
 都市公園法5条は許可制ではなく届け出制だが、その届け出に対して知事は助言・勧告ができると書いてある。運動としては知事に対して厳格に勧告せよと要求することもできるのではないか。
3)住民訴訟
 2021年6月29日に三重県が使用許可を出している。市が借りるのだから使用料は免除すると書いてあるが、県が直接、民間企業(アンリミテッド)に貸すのなら県は使用料を取らなければならない。市が間に入ることによってタダで貸すのは利益供与になる。
4)世論に訴える
 電車の乗客に見えるように沿線に大看板を出したり、人通りの多い駅前でパブリックビューイングをしたり、アイデアはいくらでもある。世論を高めることが大事だ。
                                   (吉田一男)


署名に込められた思いを伝える

 12月2日(木)9:00~鈴鹿青少年の森を愛する会代表9名が鈴鹿市役所で末松市長に7878筆の署名を手渡しました。30分ほどの面談で、署名に込められた思いを、次のように語って伝えました。
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 今日はお忙しい中、時間をとっていただきありがとうございます。ご覧のように「鈴鹿市長さん、青少年の森の木を切らないでください」という署名が7000筆を超えました。どうか私たちの思いを受けとめてください。
 何でこんなに署名が集まったか、それは、市民が知らないうちにサッカー場建設が決まったからです。連日のように郵送で署名が送られてきますが、そこには「青少年の森を利用していますが、そこがサッカー場になるなんて知りませんでした」「びっくりしています。青少年の森は子どもたちのためにも残してほしいです」などの添え書きがあります。
 市民の声をいくつか紹介します。
 「カーボンゼロを目指すときに、森林を伐採し、重機を動かす工事はやめましょう。スポーツ施設は、今あるものをうまく活用する方法で充足できます。大規模な施設は時代の要請に反するものです。」
「鈴鹿市で生まれ育った者として、そして市立神戸中学及び県立神戸高校の卒業生として、後輩にあたる末松市長のやろうとしていることは、見過ごすことはできない!」
「薬草の勉強会に参加して、鈴鹿にもこんな素敵な緑豊かな空間があったと感激しました。素敵な緑の空間はこれからますます大切だと思う。サッカー場はいくらでも探せばあるのではないでしょうか?」 
 衣斐弘行さんも「百年の計」という文章を寄せてくれました。こう言っています。 「鈴鹿青少年の森の一角をけずりサッカースタジアム建設の計画があるという話は実に愚案である。あの地域は動植物にとってわずかながらでも自然環境が残っている鈴鹿平野での最後の楽園なのだ。・・・略・・・江戸時代あのあたり一帯は亀山藩領で藩はアカマツやクロマツなどの植樹事業を行っている。先人のこうした努力のお蔭で緑の森は保たれ、多くの命の恵みを私達はいただいてきた。・・・・『木を樹(う)える』ということは言葉を変えれば『人づくり、心づくり、環境づくり』ということで、これが全て百年の計につながるのである。今回この計画に断固反対する私の一番大きな理由はこのような強い想いからである。」 
 私たちはサッカー場建設に反対しているわけではありません。「何で青少年の森なんだ」というところが疑問なのです。青少年の森は貴重な生物の宝庫です。公園建設以来50年かけて森林組合が整備してきました。40種類以上の野鳥が住んでいます。たくさんの昆虫やキノコ、貴重な植物が自然のまま生きています。写真のシラタマホシクサは東海3県にしかなく、三重県では青少年の森だけです。ほかにもいろんな方法があるのに、なんでわざわざここにサッカー場を造ろうと考えたのか、そこが私たちが一番疑問に思うことです。市長はそのことを考えた上なのかと心配します。
 先日テレビで株式会社イオンが各地で木を植えるキャンペーンをしている様子を見ました。地球温暖化を防ぐために森林が果たす役割は大きい。だから木を植えるのですが、その木が大きく育つまでには何十年もかかります。でも地球を守るために植え続けています。鈴鹿市がやろうとしていることは、その逆です。立派に育った木を切ってしまう。実に恥ずかしいことだと、私は思います。市長も気候温暖化についてはきっと私たちと同じ思いを持っていると信じています。
 最後にもう一つ大事なことを申します。9月の議会答弁で市長は「私は当事者ではない」とおっしゃいました。アンリミテッドが県と交渉して、県の持ち物である青少年の森を借りたのであれば、市長は当事者ではありません。しかし、今回はわざわざ鈴鹿市が県から土地を借りてやって、それをアンリミテッドに又貸ししている。つまり鈴鹿市の責任で土地を貸しているんです。だったらアンリミテッド任せではなく市が責任をもって建設計画、資金計画を出させる、そして「これなら大丈夫」と市議会や市民に納得してもらうことが、市長として責任ある態度だと思います。アンリミテッドが最後まで建設に責任を負えるのか、もし途中で事業を中断した場合、原状復帰は誰がするのか、今は鈴鹿市は一円もお金を出さなくても、その時になって何億円も必要になるのではないか、そうなった場合の責任はだれがとるのか、私たちは心配しています。
 以上のことがはっきりするまで、そして市民の多くが納得するまで、工事は始めさせない、そのことをまずはこの場で約束していただきたいと思います。(吉田 一男)
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 写真は「サッカー場建設白紙撤回申し入れ書」を読み上げる佐倉代表。

その後、参加者全員がそれぞれの思いを伝えました。


水路の追跡


 野町東町へ引っ越して21年経ちました。石垣池公園や池は私のウォーキングのコースでした。孫が小学生の頃は、バードウォッチングの最適の場所でした。野鳥観察のための小屋もあり、野鳥が人を恐れないように工夫され、よい環境になっていました。
 しかし、今日の石垣池は大きく変わりました。池の両側には大きなコンクリートブロックが積み上げられ、中勢バイパスの道路が建設されつつあります。池を覗くと、ペンキを流し込んだかのように水面が緑色になっています。アオコが発生しているようです。この時期になると北の大地からマガモやカルガモがやってきて、水面を賑やかにしてくれます。今、確認できるのはウミウとシラサギくらいです。ウミウはアオコで染まった水中へ潜っています。人間だったら水中眼鏡を掛けても獲物を見つけることはできないと思います。アオコは水中植物プランクトンが大量に増殖したものです。
 私は石垣池へ注がれる水はどこから来るのか調べてみました。国土地理院が発行している二万五千分の一地形図「鈴鹿」を見ると、白江野用水の水路が石垣池に流れ込んでいるのがわかりました。
 白江野用水の歴史を調べると、昔は白子・江島・野町地方には大きな河川がなく、農作物(特に稲作)は水不足による不作・凶作に悩まされていました。いつも水の奪い合いが絶えなかったそうです。明治十三年(一八八〇年)、白江野の農民が立ち上がり、鈴鹿川流域(平野町)より水を引き入れる用水路の建設へ進みました。土木重機のない時代に、クワ、スコップ、モッコなどによる人海作業が行われたそうです(白江野土地改良区の告知板より)。
 この水路は末広西(住友電装製作所南側)で四水路に分かれ一水路は上流の平野町から、もう一水路は鈴鹿ハイツ北側桜並木にそって道伯池へ繋がります。道伯池の水は透明度が高く、鯉の泳ぐ姿が深い水中でも確認できます。

 青少年の森公園内にサッカースタジアムができて五千人から一万五千人用合併式浄化槽から雑排水が流された時、石垣池のアオコは更にひどくなり、道伯池は石垣池と同じようになるのではないかと心配です。いまどき大型の箱物を造り、環境を悪くする行為は止めるべきです。(岡田 俊作)


 

百年の計

 鈴鹿青少年の森の一角をけずりサッカ-スタジアム建設の計画があるという話は実に愚案である。あの地域は動植物にとってわずかながらでも自然環境が残っている鈴鹿平野での最後の楽園なのだ。鈴鹿サ-キットが出来てからでもあの辺りには野ウサギや雉やコジュケイが多くいて、マツタケが取れた自然豊かな森であった。しかもこの丘陵地からは東には伊勢湾が遠望でき、ときには知多半島や伊吹山まで望める。
 江戸時代あのあたり一帯は亀山藩領で藩はアカマツやクロマツなどの植樹事業を行っている。こうしたことを奨励したのは鈴鹿にも縁ある家老近藤幸殖(さきたね)であったが先人のこうした努力のお蔭で緑の森は保たれ多くの命の恵みを私達はいただいてきた。
 昔の人は、「一年の計は穀物を樹(う)えることにあり、十年の計は木を樹(う)えることにある。そして百年の計は人を樹(う)えることにある。」と喝破している。更には、「巌谷に松を栽(う)える」というきびしい言葉もあり、将来の子孫のために自然保護に力を尽くすことを心掛けてきた。私達の日々の生活や営みはその恩恵によることを決して忘れてはいけない。
 「木を樹(う)える」ということは言葉を変えれば「人づくり、心づくり、環境づくり」ということでこれが全て百年の計につながるのである。今回この計画に断固反対する私の一番大きな理由はこのような強い想いからである。(衣斐 弘行)

 


「鈴鹿青少年の森」の森林伐採の何が問題なのか?

①里山林の重要性
現在の青少年の森は、明治100年を記念してつくられ1972年に開園。およそ50年たって現在の姿になっています。鈴鹿市には、沢山自然があると思うかもしれませんが、人の手が適度に入った生物の多様性に富んでいる森(里山)は意外に少ないのです。放置された雑木林には、竹類が侵入し生育する植物種も限られた多様性に乏しい森となっています。それは、人が分け入って楽しめるような森ではありません。自然は、長い時間をかけて遷移していきます。現在の青少年の森は、コナラやアカマツが成長した陽樹林とシイやカシ類の常緑広葉樹が混生している段階です。更に手を加えずに放置すれば長い時間をかけてシイ類やカシ類の陰樹が優占する極相林に移っていくことになるでしょう。常緑広葉樹ばかりの森は、光が下層にほとんど届かず、暗い森になってしまいます。現在のように適度に樹木を伐採し、光の当たる場所を作っている環境は人がそこでのんびりと一日を過ごすのには、ちょうど良い環境だといえます。バランスが必要で現在の芝生の広がるエリアの環境は、まわりの常緑を中心とした深い森によって支えられていることを見逃してはなりません。今回伐採が予定されるエリアには、樹齢を重ねた木々が茂り夏場には、緑陰を作って心地よい散歩道となっています。現在の青少年の森の自然は、管理者の不断の努力によって支えられてきました。行き届いた管理によってとても快適な森がつくられていることに感謝したいと思います。その自然と空間を求めて、沢山の人びとがここを訪れています。この豊かな森をサッカー場の建設のために、簡単に伐採してもいいのでしょうか。長い年月を重ねて安定している森を伐採すれば、回復することは非常に困難です。

②貴重な湿性植物が生育する湿原に影響を与える可能性
道白池から南の丘陵地にかけて貴重な湿性植物群落があります。この場所には、貴重な湿性植物が多く生育する大変重要な植物群落で、この自然が奇跡的に残っています。天然記念物に指定しても良いくらいのかけがえのない自然なのです。トキソウ、サギソウ、シラタマホシクサ、ホソバリンドウなどの群落は、見事なものです。ここの湿原の特徴は、他の湿原が周辺の開発等によって湧水の減少などによって人工的な井戸による取水に頼らざるをいなくなっているのに対して、丘陵地からの豊富なしみだし水によって成立していることです。このような湿原は、しっかりと保全していく必要があります。年に何回か観察会や草刈り作業などが行われて管理されています。その南に位置する森の樹木伐採は、少し離れているとはいえ湧水の枯渇が心配されます。


③水をためる森の重要性
今回サッカー場建設のため伐採される予定の森は、コナラやアカマツなどの落葉広葉樹が大きく茂り、他の常緑広葉樹が混じる豊かな森です。「山と海は、つながっている」といわれますが、「池と森は、つながっている」のです。道白池にそそぐ水を考えるうえでもこの森は大切な役割を担っています。森に降り注いだ雨は、ゆっくりと森の中に吸収されます。裸地や草原と違い、森は、水の流れを緩やかにしてためる水がめの役割をしているのです。サッカースタジアム建設予定地は、谷地形になっておりここに大きな構造物が建設されれば、予想を超える雨が降った場合、水の浸透機能低下にともなって、貯水する場所を失い大量の水が一気に流れだし、下流部の道白池があふれだす危険性もはらんでいます。また水の供給源である豊かな森を伐採すれば、道白池の水質に影響を与えるのは必至で、水に依存している稲作への影響が心配されます。(赤嶺和彦)


森を伐るな

 公園は公共で、公益ではありません。青少年の森を伐って、サッカースタジアムを造るのは、公益です。公共を公益に屈しさせてはなりません。市が一企業に、公共の土地を無償で貸与、使用させるのは、行政の便宜供与で、私益に奉仕しています。
 森を愛し、楽しみ、憩んでいる、県民、市民、生きている植物、小さな昆虫、鳥類、水生生物、など等の命と生活を奪ってはなりません。
 先日、イギリスでCOP26が開かれました。気温上昇を1.5に抑えることを目標にしようと合意しました。日本は遅れています。世界の青少年の、将来への憂えにも背を向けています。三重県知事さんも鈴鹿市長さんも。アンリミテッド、ポイントゲッターズの社長さんも背を向けています。
 スポーツ振興といいながら、三重県のスポーツ施設の整備は、後進県です。プロ野球やサッカーJリーグの公式試合のできる施設はありません。かつて、四日市市に大協石油、改めコスモ石油FCというJ2まで上がったチームがありましたが、地元四日市市がスタジアム整備を拒否したため、J1への道を断念しました。また、今年から女子のプロサッカーリーグが誕生しましたが、伊賀市を拠点とする「伊賀FCくノ一」は、適合するスタジアムがなくプロ化を断念しました。
 本来は、公共の施設は県や市が整備すべきものです。それを便宜供与で、公共の森の木を伐って糊塗し、市民に自分のことばで説明できない市長さんは、市長の資格がないと言わざるを得ません。(勝谷 鐵幸)

 


青少年の森公園は宝

 青少年の森を「未利用地」だからサッカースタジアムを造ってどこが悪いと言うけれど、私にとって青少年の森は宝で、大切に思っています。
 鈴鹿市で15年ほど前に3年かけて調査をし、青少年の森にキノコが7種と昆虫が1種の計8種の絶滅危惧種が確認
されています。
 40種以上の野鳥と会え、多くの昆虫、さまざまな種類のキノコに植物、湿地の希少植物など、生物多様性がバランスよく保全されたすばらしい青少年の森だから、「鈴鹿市の重要性体系地域」に森がなり、「野生生物多様性保全の上で重要な地域・場所」に樹林・湿地がなっているのです。
また「三重県のレッドデータブック2015」にも周辺が開発された中で貴重だと書かれています。
街中に残された、サンダルでも見ることができる「宝の公園」は他にはないのです。(日本野鳥の会・三重・会員/市川美代子)

 



信じられない!!

 「青少年の森の木々を切ったり、移植したりして大きなサッカー場を造る!」案に、末松市長が同意した!?と聞いた時の私の驚きは普通じゃありませんでした。一体、市長は青少年の森を隅々まで歩かれたことがあるのでしょうか?
 青少年の森は鈴鹿市内の学校だけでなく、他市の学校の先生が「素晴らしい環境だ!」と学校行事のキャンプ地などに使われたり、老若男女を問わず、ランニング、バードウォッチング、さらに小学生が多少起伏のある森の中を歓声を上げながら自転車で走り回ったりと愛されてきた森です。
 20数年前くらいから、鈴鹿森林組合の方々が、年中、丁寧に手入れをされ、守り育ててきたお蔭で、木々が見違えるほど生き生きしてきて、景色も一変し、清々しい素晴らしい青少年の森となりました。
 先般、植物学の先生から「樹木」の興味深い話をたくさん聞きました。木(樹)は移植しても今までのようには育たない。移植されても周りの環境が変わると木(樹)は駄目なのだそうです。
 青少年の森は、子どもたちが愛してやまない森です。子どもたちだけでなく私たち大人も大好きな森です。木々のためにも、そして広場からの深い木立の景色が一変してしまうような青少年の森にしないでください。
 青少年の森は鈴鹿の宝なんです。(高橋 由美子)

 


環境問題で地球の危機なのに

 産業革命以来の人間のせいで気候変動をもたらし、このまま何もしなければ地球は破綻するシナリオが明らかになってしまった。それはもう子や孫の世代に確実に迫っている。できることは何でもしていかなければならないときに、歴史のある公園の森を大量に伐採してスタジアムを造るなんて、考えられません。ほかにも場所や方法はあるはずです。
 鈴鹿市長と三重県知事が環境の事を何も考えておられないのがつくづく情けない。今世界中で環境問題は絶対優先項目です。しかも民主的手続きをせず決められました。
 三重県にもJリーグチームができる事はサッカーファンの悲願であるでしょう。しかし人々の趣味も興味もスポーツも多様化しています。先の読めない時代に限られた市の予算や財産を、市民の健康と豊かなで魅力的な街にするためにどう活用するか、市民の総意にもとづく公平でかつ民主的な方法で決められなくてはなりません。
 それは、最大公約数的のものにならざるをえないかもしれません。「みんなが少しずつ満足し、みんなが少しずつ我慢する」財政破綻をしないためには、採算性、費用対効果、将来性を十分検討する必要があります。今はアメリカ大リーグだろうが、本場ヨーロッパのサッカーだろが、オリンピックだろうが、受信契約すれば家のテレビやパソコンでいつでも見られる時代です。
 鈴鹿市はHONDAの企業城下町として発展してきましたが、今、環境問題の元凶のひとつであるガソリン自動車が電気自動車にとって代わる時代の節目にあり、HONDAもその下請け企業も大打撃を受けることは避けられないだろうことは予想がつきます。市にサッカーチームのサポーターになれるほどの余裕があるのでしょうか。
 まずポイントゲッターズは市民に愛される努力をして下さい。ほとんどの市民はチームの名前さえ知らないのですから。(日本野鳥の会・三重・会員/宮本英子)