森のいのち第18号(2023年7月3日)を発行しました。
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2023年2月2日 名古屋高裁判決が出ました。出訴期間11日オーバーで棄却、判決文は→資料室

 新聞報道された8月3日から6ヶ月は、平成4年2月3日であり、地裁に提訴した2月14日は出訴期間を11日間オーバーしていると、機械的に棄却されました。出訴期間についての私たちの主張が受け入れられなかったので、最高裁に上告します。
 最高裁というと雲の上のように感じられますが、日本国民は誰でも「基本的人権」を主張して最高裁に上告できます。上告費用は印紙13,000円(手数料)と切手5,500円(郵送代半分以上は返ってくる)のみ。
 訴状で述べたとおり、「以上述べたとおり本件紛争の原因は、被告らが公園利用者の意見も聞かず県議会及び市議会にも諮らず、公園利用者の権利を無視して一営利企業アンリミテッドの事業活動のために10 年間もの期間の施設等の設置許可を行った被告の決定は非民主的であり、違法であることは明白である。」を貫きます。
 行政事件訴訟法の改正で、それまで3ヶ月であった出訴期間が6ヶ月に延長されたのが2005年4月からです。この上告もひとつの契機になって提訴期間がせめて10ヶ月になることも願います。

 それにしても判決文の最後で、「裁判長裁判官水野圧彦は、差支えのため署名押印できない。」って、署名押印できない判決って何なんだろう?


2023年2月1日 ポイントゲッターズ「株式会社アンリミテッド 役員交代についてのお知らせ」→報道/記録


12月16日、名古屋高裁で口頭弁論が行われました。裁判長より出訴期日のついていくつか質問があり、原告代表の佐倉が丁寧に答えました。被告(三重県)からは何の発言もなく、10分ほどで結審しました。裁判長の丁寧な質問でした。

判決は、2月2日(木)15:30からです。「国民主権」が貫けるかどうか問われる裁判です。ご注目ください。


森のいのち第17号(2022年12月14日)
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名古屋高裁第1回公判が12月16日(金)10時から行われます。

8-24控訴状、10-12控訴理由書、11-22控訴答弁書、12-12準備書面(1)を資料室「行政訴訟(高裁)」に置きました。


森のいのち第16号(2022年12月5日)
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末松市長、ポイントゲッターズに蹴られる!
市長のポイント減った!反省と謝罪でポイント取り戻そう。

1,チーム運営会社の要請を、内容を十分検討せずに市民不在でスタジアム建設計画をすすめてきたことへの反省。
2,鈴鹿青少年の森の自然を愛する人達への謝罪。


2022年12月1日 ポイントゲッターズ「スタジアム建設計画中止に関するご報告とお詫び」
https://suzuka-un.co.jp/news/49482/


市長記者会見資料 [定例22/11/28]
鈴鹿青少年の森公園内におけるサッカースタジアム建設について
https://www.city.suzuka.lg.jp/mass/files/603.html


2022-11-19伊勢新聞
永戸市議「鈴鹿市変えたい」 市長選に立候補正式表明→GO


「喫緊の課題について、県営青少年の森のサッカースタジアム建設についてはゼロベースでの計画見直し」


「私も一言」に投稿をいただきました。⑬サッカースタジアム建設予定地内を流れる水について。


森のいのち第15号(2022年11月4日)
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森のいのち第14号(2022年8月24日)
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争点にふれない、不当な却下!

津地裁で「公有地無償貸与取り消し請求」への判決がでました。争点を判断することなく出訴期間を過ぎていると却下判決です。

出訴期間については提訴後、裁判長からの「求釈明書」に「準備書面1」で釈明し、第1回口頭弁論の場でも口頭で釈明しているにも関わらず、それにふれず不当な却下です。当然、名古屋高裁に控訴します

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2022-8-18地裁判決(公有地無償貸与取り消し請求).pdf
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今回の裁判判決の不当性について
 行政訴訟は行政事件訴訟といわれ、その目的は、違法な行政活動によって権利・利益を侵害された国民の救済を図るのが目的であります。
 この訴訟には、①訴訟適格性と②出訴期間の制約があり、今回の県への訴訟については裁判官から求釈明書により①、②の釈明を求められました。その釈明は準備書面1で行い、問題ないことを認められたことで裁判が始まりました。
 それにも関わらず被告人から同じ質問がされたことを理由に、裁判官がいったん問題ないと認めた②の提訴期日を持ち出して、違法行政活動の真偽を行わず、提訴を却下したことは、裁判官の中立性と公平性を欠くものであります。
 これは県行政の政策が正しいことを認められなかったということにもなるものであり、また、同時に憲法の国民主権を侵害する判決であり、控訴は必然であります。

鈴鹿青少年の森を愛する会代表 佐倉 邁


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青少年の森公園破壊のサッカー場建設計画白紙撤回の申し入れ(末松市長へ)
・7/15 佐倉代表はじめ6名で、末松市長に「青少年の森公園破壊のサッカー場建設計画白紙撤回の申し入れ」を行ってきました。
2022-7-15市長へ白紙撤回申入書.pdf
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「森のいのち」第12号(2022年7月11日)

を発行しました。

 

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6/28鈴鹿ポイントゲッターズNEWS「Jリーグ百年構想クラブ資格の失格に関するお知らせ
https://suzuka-un.co.jp/news/47880/


6/27鈴鹿ポイントゲッターズNEWS「株式会社アンリミテッド 役員交代および経営権委譲についてのお知らせ
https://suzuka-un.co.jp/news/47856/


6/20 津地裁で第2回公判が行われました。6月13日に提出の準備書面(3)では、「1、被告の答弁書と準備書面における主張はすべて本件紛争の原因から的を外れた主張であり、被告の政策説明にもならぬ全く意味をなさないもので、寧ろ被告の政策が違法であることを自白するに等しいものである。」から始まる書面で、被告(三重県)の思考・行為は非民主的・恣意政策は憲法違反であるとの主張を行いましたが、それに対する反論は一言もなく結審となり、次回(8月18日(木)13:30)判決がでます。


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市長への「公開質問状&要望書」を提出しました。6/2
2022-6-2公開質問状&要望書.pdf
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5/19 津地裁で第1回口頭弁論が行われました。訴状、準備書面など→資料室。次回は6月20日です(傍聴券の抽選は13時から)。

 ★住民や公園利用者に諮らずに決めたことは主権在民をないがしろにした「憲法違法」であると主張しました

5/12 野鳥の会会員らが市長に申し入れた「申入書」と「回答」を、資料室の「申入書・回答など」に置きました。→資料室


まだ、工事は始まっていません(2/13)

 

青少年の森で連ダコをあげよう
2022年2月20日(日) 9:00~11:00/鈴鹿青少年の森
青少年センター研修室9時集合、10時から多目的広場で凧あげ


青少年の森を愛する会

カラーチラシができました。

2022-2-3

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2022-2森を愛する会チラシ.pdf
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・宇都宮地裁でのスタジアム訴訟の「訴状」と「判決文」を資料室に置きました。


 宇都宮地裁のスタジアム判決を受け、2月2日(水)9時過ぎ会のメンバー7名で、鈴鹿市長宛に「工事中止の申入書」を提出し、鈴鹿市政記者クラブで記者会見しました。その後、アンリミテッド事務所に社長宛文書を手渡し、昼前に県庁で知事宛の「即時取り消し申入書」を提出しました。市長と知事への申し入れ書は「資料室」中段にあります。

1月29日(土)新聞各紙が報道。伊勢新聞の内容が濃い。詳しくは報道/記録ページをご覧下さい。

1月28日(金)三重県庁にて、三重県知事宛の「白紙撤回申し入れ書」と「署名」を手渡しました。

1月28日(金)三重県に「住民監査請求」を行い、11時から県庁記者クラブで記者会見しました。詳しくは資料室をご覧下さい。

・1月27日(木)栃木県で「民間サッカースタジアムに公益性があるとは言えず、市が設置会社に公園使用料や固定資産税を免除するのは違法」という判決が出されました。詳しくは報道/記録ページをご覧下さい。

・高校生からのメッセージ。「私も一言」に置きました。皆さんからの声を紹介していきます。

・1月27日、鈴鹿市に行政監査請求を行いました。提出書類「鈴鹿市職員措置請求書」は「資料室」に置きました。


鈴鹿ポイントゲッターズHP 2022-1-25
https://suzuka-un.co.jp/news/45340/
県営鈴鹿青少年の森公園内にてスタジアム着工のお知らせ
●2022年2月9日着工/2023年2月末竣工/2023年3月の供用開始予定。
●スタジアム建設の必要資金8億円は、銀行からの融資にて調達。


 

2月6日(日)鈴鹿青少年の森で「探鳥会」行われます。

鈴鹿市(環境政策課)主催。「広報すずか」1/5号記載、定員30人(先着順)です。

https://www.city.suzuka.lg.jp/kouhou/gyosei/open/shiryou/hakkobutsu/koho2021/20220105.html


三重県知事に1月13日提出の「面談申し入れ要請書」への回答が届きました。

回答書PDFはこちら→GO

鈴鹿青少年の森におけるサッカースタジアム建設に係る面談要請について(回答)
 当スタジアムは、幅広い世代の県民がスポーツに親しむことができる場として公園全体のにぎわい創出につながることが想定されるともに、防災面での活用も見込まれることから、公益上有益な施設であると考えています。
また、許可にあたつては、自然環境に配慮して、「植樹された樹木の撤去を行う場合は、公園内への移植に努めること」「施設周囲への植栽を行い、公園内の景観の調和を図ること」などの条件を付しており、今後も引き続き鈴鹿市と連携して対応してまいります。
なお、本件に関するご意見につきましては、担当課(県土整備部都市政策課)にて承りますので、ご理解のほどお願いいたします。


 会の佐倉代表他6名で三重県庁秘書課を訪れ、サッカー場建設問題について、三重県知事に再度面談要請を行いました。
 昨年12月16日に面談要請しましたが期日を過ぎても返答がないため再度の申し入れを行ったものです。面談の諾否の回答は来る1月18日までに書面での返答を求めました。要請文は資料室に。


 「ポイントゲッターズ問題 に関する申し入れ書」についての回答が12月23日付けで届きました。

 申し入れ事項である「・・設置運営会社の財務・資金状況を調査してください」については、これまでの答弁と変わらず、「Jリーグが財政面の審査も受けた上で認定を受けているから、市としても一定の評価をしている」という内容です。

 私たちは、貴重な森の環境破壊だけでなく、設置・運営会社の資金力を問題にしてきました。事業が行き詰まれば鈴鹿市が財政的負担を強いられるからです。Jリーグ任せでいいのでしょうか?

「ポイントゲッターズ問題 市長申入書.pdf」はこちら→GO


鈴鹿青少年の森「野鳥観察会」
日時:2021年12月19日(日)10時~12時
集合:青少年の森 第3駐車場と炊飯場の間・受付事務所前
日本野鳥の会三重会員の方が、バードウォッチングの仕方や見つけた野鳥の解説をしながら、青少年の森散策コースを案内します。
★参加無料。★マスク着用、双眼鏡、水筒など持参下さい。★コロナ渦のおり双眼鏡などの貸し借りは行いません。


「森の報告集会!」

2021年12月12日(日)13:30~15:00 鈴鹿市文化会館さつきプラザ

■12/2 やっと市長が我々の前に出てきた。しかし、言い訳しかない。7,878筆の大事な署名を渡した。市議会にも陳情書を出した。議会が始まる。工事の雰囲気を感じる。まだ、私たちのできることはある。みんなで集まって、苦労と喜びを出し合おう!しして、森を守り、私たちの町に確かな民主主義をとりもどそう!ぜひ、お越し下さい。来ていただくことが新しい闘いです。


12月2日(木)、会の代表9名が末松市長と面談し7878筆の署名を手渡しました。(私も一言参照)

その後、議会事務局に「市議会への陳情書」を提出しました。(資料室参照)


新日本スポーツ連盟三重・ハイキングクラブ山好会例会
「鈴鹿青少年の森を歩きましょう」11月28日(日)10時、第3駐車場出発
サッカー場予定地をめぐりつつ、道伯池、薬用植物園や白玉ホシクサの湿地めぐり~昼食休憩~どんぐり、椎の実、しゃしゃんぼの実その他豊富な樹木観察を行う。2時に終了予定。

※会員以外の方も参加できます(無料)。午前中だけでもオッケーです。皆で森公園の魅力を満喫しましょう。


それ、アウトでしょ!社長さん

 17、19日に「サッカースタジアム建設説明会」が行われました。建設地の選定経過や工事の内容について、同社の吉田雅一社長や市のスポーツ課長らが説明し、質疑応答も行われましたが、社長の説明を聞いて、それはアカンでしょ!と思うことが2つありました。

①資金計画が説明できない!
 令和5年2月の完成の目標というが、着工は未定で資金計画も説明されず、社長は「公共事業でないので公表の義務はない」と言い放った。
 鈴鹿市がサッカークラブ運営会社の要望により三重県に出した公園施設使用料「減免申講書」では減免理由について、「公益性が高く、広く活用ができる施設として本市が設置することについて使用料の減免を申請します」と書かれています。
 公共の土地(青少年の森)を、公益性が高いと市のお墨付きをもらってタダで貸してもらうのです。「公共事業でないので公表の義務はない」とはどういう認識でしょうか!?市長さんも同じ認識なのでしょうか!?資金繰りが行き詰まったら、鈴鹿市が尻ぬぐいすることになりませんか!?

②青少年の森は「未利用地」という認識!
 説明会で社長は、サッカー場を予定している青少年の森を「未利用地」と言った(パワーポイント映像にも書いてあった)。
 青少年の森は、開園以来50年、関係者の努力によりバランス良く育てられた「森」であり、市民の「宝」です。鈴鹿で緑が多く市民に一番利用されている公園を「未利用地」とは、何という認識でしょう!
 市長も同程度の認識なのでしょうか!?そうでないというなら、発言の訂正を求めるべき重大な問題ではないですか!?

カワセミも怒っています!!

 


カラーチラシ作りました。

鈴鹿市長さん
青少年の森の木を切らないでください

サッカースタジアム造るなら、

別の場所にしてください


 みどり豊かな鈴鹿青少年の森公園には毎日、市内・市外からたくさんの人・グループ・団体が訪れ、自然の中をウォーキング、ランニング、またバードウォッチングなどを楽しんでいます。
 50年かけて整備された森には、40種以上の野鳥や多種多様な昆虫が見られ、湿原には貴重な植物が自然のまま生きています。
 この公園は「希少野生動植物主要生息生育地」に指定されています。
 この豊かな森50ヘクタールの一角5ヘクタールの樹木を伐採して、Jリーグ規格(観客5千人収容)の大きなサッカースタジアムを作る計画が、本年8月に公表されて多くの市民が驚きました。
 訪れた利用者からは「なぜこの場所に?」「だれが決めたのか?」「森を切るなんて許せない」と、疑問と怒りの声が広がっています。
 そんな中、日本野鳥の会の会員やランニングクラブなど市民有志が呼びかけて、「鈴鹿青少年の森を愛する会」が結成され、「森の木を切らないで」の市への要請、署名運動を始めています。私たちは市民の皆さんのご協力とご支援を、心から呼びかけます。

 
利用者・市民の声も聞かずに、勝手に決めないでください
 今回のサッカースタジアム構想は、2019年9月から水面下で末松鈴鹿市長と(株)アンリミテッドとで進められ、2020年1月には(当時の)三重県知事に対し、青少年の森公園内への建設に協力を求め、了承を得ています。
 そして同10月には、県から公園内用地を市が借りて、さらに無料で又貸しされる(株)アンリミテッドが建設する、という仕組みを作りました。
 しかしこの間、利用者や市民には何も知らされず、意見を聞いたり説明をすることもありません。
 また県議会にも市議会にも公式には報告もされていません。いったい県民・市民の財産である公園用地を、市長の勝手な判断で一企業にタダで使わせる、などということが許されるのでしょうか?
 私たちはこのサッカースタジアム計画は、たくさんの樹木を切り倒してすぐれた自然環境を破壊すること、住民から憩いの場所を奪うこと、横暴な住民不在の手法であること、また自然環境を守るべき市長がその破壊の先頭に立つという、どこから見ても言語道断な行為であることを指摘し、計画の白紙撤回を求めます。

私たちは計画の白紙撤回を求めます!
==========
三重県レッドデータブック2015
~三重県の絶滅のおそれのある野生生物~
青少年の森

 鈴鹿市街地の西南約5kmにある。神戸丘陵を開析して道伯池に流入する谷の東面する丘腹に位置する。標高50mの丘頂緩斜面から10~20°の傾斜で低下し、その下に5°以下の麓屑斜面が続き、この緩斜面が湿地化している。開口30m前後奥行き数m以下の狭小面で日当たりは良好である。公園敷地内であり周囲のアカマツ林や谷底の芝地は手入れが行き届いている。湿地の基盤は東海層群亀山累層の半固結の砂、粘土層であり、これを被って中期更新統の大谷池礫層がのっている。
 湿地に湧出する水は丘腹の植生と礫層下部の不整合面からのものである。土壌は転石を含む泥質土で花崗質砂も混入される。転石はチャート、ホルンフェルス、粘板岩などの亜角礫と花崗岩、閃緑岩の亜円礫からなる。
 この西数10mの谷筋にも局所的な湿地帯がある。シラタマホシクサ、サギソウ、トキソウ、ミミカキグサ類、トウカイコモウセンゴケ等の湿地性稀少植物や、周辺湿地にはヒメタイコウチも生息する。周辺が開発された中で貴重である。 (引用)

 

この美しい森を守りたい。
あなたの力を貸してください。

野鳥も人も、地球のなかま
 日本野鳥の会は野鳥も人も住める自然環境の中で、愛情こめてこう訴えています。
 農耕民族を先祖に持つ私たちは、野鳥に関わる言葉も多くあります。その一つにモズの高鳴き75日があり、初秋に飛来し縄張り宣言をした日から75日後に初霜があると言われ、農耕暦として伝えられています。また、シジュウカラが1年に食べる虫は12万5千匹の大食漢と言われ、害虫退治に役立っています。
 この様に身近に親しまれている野鳥たちにも、鈴鹿青少年の森公園は大切な場所です。食物としての木の実や虫の捕食、子育ての森、外敵から身を守る森として大きな役割を持っています。
 「地球のなかま」と共に大切に保護したい、鈴鹿青少年の森公園です。
       日本野鳥の会三重会員 内田信也

 

==========
■同様の事例として、愛媛県今治市に、サッカーチームFC今治のホームスタジアムとして「里山スタジアム」建設が進められていますが、今治市では、(株)今治.夢ビレッジと包括連携協定を結び、市議会でも議論され広く市民の声を聞いています。すすめ方が根本的に違います。


森公園にサッカー場建設、4つの問題点

①時代に逆行する「自然破壊

 

 鈴鹿市は市民憲章のトップに「自然を愛し、緑豊かなまちをつくります」と掲げながら、末松市長は市民に何の説明もなく、サッカー場建設を優先して、貴重な森の木を切ろうとしています。

鈴鹿市民憲章


三重県レッドデータブック2015

~三重県の絶滅のおそれのある野生生物~
 その資料編の中の「稀少野生動植物主要生息生育地(ホットスポットみえ)」に、「青少年の森」一帯の湿地が挙げられています。
 サッカースタジアム建設により、稀少野生動植物が絶滅することは避けられないでしょう。それでも森の木を切ってスタジアム建設を優先しますか?
 自然環境に配慮し最小限の伐採にする、移植をするなどとも言われていますが、このレッドブックの文章を読めば、そんなことは不可能だと言うことがわかって来ます。

 

三重県レッドデータブック2015

 

②利用者や市民の声を聞かず、

どうしてが公益性高いと言える?

 鈴鹿市のまちづくりの基本を示した「鈴鹿市都市マスタープラン」では、全体構想の第1に「将来都市像を市民と共有します」と掲げられています。 鈴鹿市都市マスタープラン


 鈴鹿市がサッカークラブ運営会社の要望により三重県に出した公園施設使用料「減免申講書」では減免理由について、「公益性が高く、広く活用ができる施設として本市が設置することについて使用料の減免を申請します」と書かれています。
 しかし、計画・構想も市議会や市民に示さず意見も聞かず、どうして「公益性が高く、広く活用ができる施設」と言えるのでしょうか?
 市長の責任が問われています。サッカースタジアム建設は白紙撤回し、いちから考え直すべきでしょう。

 

③「森は緑のダム」治水・排水計画は?

 森林伐採は「鈴鹿市緑の基本計画」に逆行するとともに、治水を心配します。森林は「緑のダム」とも呼ばれるように、降った雨の水を貯える働きがあります。
 5ヘクタールもの木を切ってサッカー場にすると、大雨が降ったときに、これまで森林に貯えられていた雨水は、どのように流れるのでしょう?排水路を通って道伯池に入るとなると、道伯池の貯水能力をオーバーしないか?という心配が出てきます。このことは道伯町・飯野地区の住民に説明されているのでしょうか?
 また、5千人(将来は1万5千人)に人が集まる施設の生活汚水の浄化はどのように行い、どこに流すのか?明らかにしてほしいものです。

新・駐車場は誰が作るのか?予算は?

 今年6月21日に末松市長が県にだした申請書類の添付書類の中に「平面図」があります。その平面図に、シンボル広場の東側に「新・駐車場(202台)」が書かれていますが、鈴鹿市が県から借りてサッカー場を建てるエリアの外になっています。
 この駐車場は県が作るのでしょうか?予算はいくらでしょうか?既存の駐車場の半分以上がサッカー場に使われ、その代替えとして作られるのですから、本来サッカー場整備の中に含まれるべきです。県が税金を使って整備するとしたら、おかしな話しです。